ウォレス・ワトルズの「お金持ちになる科学」であなたも勝者に!

その独特な主張から、一部の読者を強烈にひきつけているウォレス・ワトルズ氏の著書、「お金持ちになる科学」。

本書の中で、ワトルズ氏はお金持ちになる科学というのは存在しており、その科学に従って行動すれば、あなたが田舎で暮らしていようが、友達が一人もいなかろうが、年齢がいくつだろうか、才能全くなかろうが、お金持ちになれると断言しています。

今回はワトルズ氏の説く「お金持ちになるための科学」を一緒に見ていきましょう。

社会貢献をすると自然にお金がたまる

本書では神という観点から、お金を稼ぐことが肯定されています。神は人間に対して、自身の身体的、知的、精神的な才能を十分に発揮し、それを通じて社会に貢献することを求めています。

良い教育を受け、よい食事を取って健康管理に努め、芸術に触れるなどするのは能力を高め、社会に貢献する上では必要不可欠であり、それにはお金が必要である、と断言しています。

神うんぬん、というのは普段宗教を意識することがないわれわれにとっては理解しづらい面もあるかもしれませんが、そういうことを抜きにして考えるとわかりやすいかと思います。

まず、社会に貢献するためには能力が必要であり、能力を身につけるためにはお金が必要です。

したがってお金を稼げば能力が積み増され、社会に貢献ができ、また社会に貢献するとさらにお金が入ってくる、という循環ができます。

この循環の波にのることが、社会と個人の幸せにつながる、という感じで考えれば概ね間違いないかと思います。

お金があると人生が豊かになる

本書ではお金があると人生が豊かになる、と断言されています。お金がある方が間違いなく人生は豊かで楽しく快適になる、あなたもお金がほしいだろう?と様々な形で問いかけてきます。

この問にはおそらく殆どの方が、「はい」と応えるのではないでしょうか。公の場でお金を稼ぐことを肯定するとすぐに拝金主義者呼ばわりされるような社会ではなかなかそういう主張はできないかもしれませんが、人間の本心はむしろこっちでしょう。

人の目を気にして言わないだけで、本当はお金が欲しいのです。

もし本当にお金がほしくないという人がいたら、その人はおそらく一生豊かに離れないでしょう。お金を欲しがらないということは、自身の能力を活かして社会に貢献しようとしないということです。

清貧などと言えば聞こえはいいですが、要するに単なる怠惰な怠け者で、自身の不幸に浸っている悲劇の主人公気取りの無能力者に過ぎません。そのような人生が楽しかろうはずもありません。それよりも能力を活かし、高め、稼いだほうが、ずっと幸福です。

お金持ちには誰でもなれる

富は独占されている、とか、チャンスは限られている、という思い込みを抱えている方は少なくないかと思います。確かに、世の中で富が偏っているのはある程度は事実です。

しかし、世の中に裸一貫で成功した例がゴマンとある以上、それらはすべて努力しないための言い訳にしかなりません。このような負け組の思考を変えて、行動を変えれば、誰でもチャンスを見つけ、それを実らせ、金持ちになることができるのです。

効率的な行動はお金持ちへの片道切符

ワトルズ氏は、お金持ちになるためには、効率的な行動が絶対に必要不可欠であるとしています。効率的な行動とは、簡単に言えば「今」に注力することです。なぜ今が大切なのかというと、今だけは確実に人間が変えられるものだからです。

言うまでもないことですが、過去は変えられません。死んだ人は生き返りませんし、失ったお金が戻ってくることもありません。

未来は変えられるかもしれませんが、変えられないかもしれません。ある行動を取れば未来が良くなる可能性はありますが、それをすることによって逆に未来が悪い方向に変わる可能性もあります。どのように転ぶかは誰にもわからないので、あれこれ考えても無駄である、というわけです。

しかし、今だけは確実に変えられます。そして、今を変えるためには、即断即決が必要不可欠になります。「●●になったら✕✕を始める」という条件付きで何かを始めようとすると、意思決定がどんどん遅くなります。

人生の時間が限られている以上、意思決定・行動開始を遅らせることに意味はありません。即断即決を心がければ、もし間違えてもリカバリーする時間が十分に与えられるためだいたいなんとかなるものです。

効率的な行動には適切な思考が必要不可欠

しかし、効率的な行動をしようと思っても、どのような行動が効率的なのかが理解できていなければ動けません。行動の基礎には、適切な思考が必要不可欠なのです。

適切な思考とは、簡単に言えば具体性です。お金持ちになりたい、豊かになりたい、と思うのは簡単ですが、これでは願望が曖昧すぎてどのようにその思考を実現すればいいのかがわかりません。

具体的に月収●●円を目指すとか、どこどこのマンションに済むとか、肉体的な自由を得るために週3日の休みを得られるようにするとか、具体的な目標を掲げることが大切なのです。具体的な目標があればそれに向かって突き進めるため、成功する確率は格段に上がります。

具体的な目標を掲げる、と言うのは一見陳腐でありきたりな発想にも見えます。しかし、このありきたりで陳腐な発想にすらたどり着かず、あるいはたどり着いても実践に移せない人が少なくありません。

これを実践するだけで、間違いなくお金持ちという身分に近づくことができます。

最初から完璧を目指さない

最初から完璧を目指すのは、良いことではありません。完璧主義は失敗が許されない仕事、例えばパイロットや外科医、あるいはエンターテイナーなどには必要不可欠な要素ですが、それ以外の大多数の職業の人にとってはむしろ足を引っ張る要因になります。

完璧を目指すということは、言いかえれば完璧に行動できる見通しが立つまで行動できないということです。行動が遅れればそれだけ事態は悪くなります。

人間は元々不完全なものであると割り切り、ここに書いて有ることも6割~7割ぐらいが達成できればいいや、というくらいの気持ちで挑んだほうがいいでしょう。とりあえず続けていれば、何もしないよりはいくらかいい結果が出るはずです。

創造はするが、競争はあまりせず周囲に感謝する

行き過ぎた競争は、むしろ個人や社会全体に不利益をもたらすことになります。競争主義は勝てている間はうまく働くのですが、一旦負けると悲惨です。

他人を蹴落とし続けてきた人間は、落ちぶれても誰も手を差し伸べてくれないからです。それよりも周囲への感謝を積極的に表明していくべきです。

なぜ他人に感謝する必要があるのか、と思われるかもしれませんが、もともと人間は基本的に利己的な生き物です。その利己的な生き物が自分のために何かしてくれたのなら、それだけで感謝の対象になります。

人に感謝して生きるようになると、次第に人からも感謝されるようになります。感謝はお金という形で自分に戻ってくるので、お金持ちになりたいのならば周囲に感謝していきるべき、というわけです。

ここまで書いて有ることが理解できなかった方へ

ここまで読んでくださった方の中には、書いて有ることがイマイチ理解できなかった、という方もいらっしゃるかと思います。正直、私も最初はほとんどわかりませんでしたし、今も正しく理解できている自信はありません。

しかし、それで良いのです。完璧を目指さなくてもいいのですから。ここにあることもなんとなくそうなのかな、じゃあ初めて見るか、ぐらいの気持ちで、初めて見てください。それだけでお金持ちに近づけるはずです。