一人暮らしで節約生活を送っている人は、
「1ヵ月の食費を1万円以内に抑えることができたら・・・」
などと夢のような妄想を描いている人も多いかもしれません。
食費は節約することが難しく、どんなにがんばっても2万円以内に抑えることは難しいと言われています。
ところが、世の中には工夫をして1ヵ月の食費を1万円以内に抑えている人もいます。
生活費のうち、どのコストを節約する?
とある節約生活を送っている人の1ヵ月あたりの生活費の例をあげてみます。
携帯代・インターネット接続料・・・1万円
水道光熱費・・・1万円
車の維持費・ガソリン代・・・1万5千円
家賃・・・4万円
交際費・娯楽費・・・1万円
その他税金など・・・1万円
この例では1ヵ月あたり合計12万5千円で生活をしています。すでにかなりの節約生活に成功していることがわかりますね。
一番節約できる余地があるのは家賃でしょう。家賃が3万円くらいのアパートへ引越しをすれば月々の生活費がさらに1万円浮くことになります。
しかし、引越し代、敷金・礼金・仲介手数料などのコストを考えると、簡単に引越しをすることはできません。
交際費・娯楽費などは人生を豊かにするために必要なものです。人との交流や趣味まで経ってしまったら、節約をして得られるお金以上の価値のあるものを失うかもしれないので、月に1万円くらいは使うべきでしょう。
地方に住んでいる人は車がほぼ必須ですが、交通機関が発達している都市部に住んでいる人なら車は必要ないかもしれません。車を処分してしまうというのも1つの選択肢です。
食費についてはすでに3万円まで抑えており、これ以上節約をすることは難しいと考えるかもしれません。しかし実は、まだまだ節約できる余地があります。
食費1万円生活のレシピ
食費1万円生活のレシピの例をあげてみます。(価格は目安です)
もやし・・・1袋15円
たまご・・・1パック100円(10個入りなので1個あたり10円)
エリアによって物価が異なりますが、安いスーパーで特売時ならばこのくらいの値段で購入が可能です。
節約のための食材として、もやしは安いわりに栄養価が高いのでおすすめです。
このメニューなら、1食あたり45円ですみます。
もう1つ例をあげてみます。
ミートソース・・・2人前100円(1人前なら50円)
このメニューでは1食あたり100円です。うどんに比べるとスパゲティは高コストですが、うどんばかりでも飽きるという人はうまく組み合わせてみましょう。
野菜が必要
もやしも野菜の一種であると言えますが、もやしばかりを食べていても栄養バランスが偏ってしまいます。
スーパーで買い物をした時に特売セールが行われている野菜があったら、積極的に購入をしてみましょう。
キャベツ、玉ねぎ、ほうれんそう、ニラなどがおすすめです。
たんぱく質
卵はたんぱく質が手軽にとれるのでおすすめです。
お肉は高価なイメージがありますが、鶏の胸肉などは安価で購入ができます。
豆腐は安いうえに栄養もたっぷりなので、節約生活には欠かせません。絹ごし豆腐よりも木綿豆腐のほうがたんぱく質、カルシウム、鉄分などが多く含まれています。
スープ、みそしる、冷奴などの料理では絹ごし豆腐のほうが向いているので、うまく使い分けましょう。
現在はプロテインサプリでたんぱく質を摂る人も増えています。
人気のプロテインは1kg4000円くらいしますが、味がまずくてもいいのなら1kg2000円くらいでも売っています。
ご飯を炊くかどうか
独身一人暮らしの生活では、ご飯を炊くかどうかという問題もあります。
ご飯を炊く場合、炊飯ジャーの購入コストがまずかかります。
炊飯ジャーは安いものなら6,000円くらいで売っています。レビュー・評価などを見てみると6,000円くらいの炊飯ジャーでもそれなりにおいしいご飯が食べられるようです。
お米は国産のブランド品でも5キロ2,000円くらいで購入が可能です。
10キロの袋なら3,200円くらいになるので、5キロよりは10キロの袋を購入したほうがお得です。
しかし、一人暮らしの人は頻繁に食べるのでなければ、しっかりと保存をしておかないと虫がわいてしまうという問題もあります。それほど頻繁に食べるのでなければ5キロのお米にしておくのが無難です。
1食あたりだいたい100グラムとなるので、5キロのお米は50食分くらいです。
2,000円÷50食=40円
となるので、ごはんはうどんよりは高コスト、スパゲッティよりは低コストとなります。もちろん、どのようなお米を選ぶかといったポイントにもよるのでケースバイケースです。
炊飯ジャーの購入費用のこともあるので、うどんとスパゲッティの組み合わせでも満足できるという人はご飯は炊かなくても良いでしょう。
ご飯が恋しくなってついついコンビニで108円のおにぎりを買ってしまうという人は自分でご飯を炊いたほうがよいでしょう。
業務用スーパーを利用しよう
激安食材が手に入るスーパーといえば、業務用スーパーです。
業務スーパーでは世界中から品質のよい食材を割安に入荷しています。
鶏むね肉、パスタ、冷凍ブロッコリーなどのほか、チュロス、カットマンゴーのように一般的なスーパーでは扱っていないような食材も割安価格で買うことができます。
カルディやコストコも業務スーパーに負けていないですが、日本では店舗数が少ないことが難点です。
コストコでは基本的にアメリカンエクスプレスのクレジットカードしか使えず、年会費がかかることも問題点としてよくあげられています。
しかし、「コストコオリコマスターカード」「ウォルマート セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」など年会費無料のクレジットカードも存在します。
人気の「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード」は年会費が1,000円かかりますが、年1回以上の利用もしくはキャッシングの利用があると年会費が無料となります。
食費を1万円におさえるならサプリメントを併用する
食費を1万円におさけることは可能ですが、健康に被害が出てしまったら高額な治療費がかかってしまい元も子もなくなります。
↓
病気になって診察を受ける
↓
入院をすることになる
という流れになったら最悪です。入院費用は1日あたり約15,000円となります。
高額療養費制度を利用すれば医療費は月額8万円くらいにおさえられます。
しかしそれでも、食費3万円の生活を続けていたほうがはるかに節約できていたという結果になってしまうでしょう。
食費を1万円におさえるなら、サプリメントを併用しましょう。
マルチミネラル・・・60日分700円
この2つを飲んでおけば健康に被害が出る可能性を減らせるはずです。(価格は目安です)
しっかりと栄養計算をして、自分に足りない栄養素のサプリをピンポイントで飲むようにすればもっとコストを節約できますが、基本的には難しいので、マルチビタミン・ミネラルを飲んでおけば間違いないです。
ビタミンとミネラルは基本栄養素となるので、すべての人におすすめできるサプリメントです。ただし過剰摂取をするとかえって身体に害となる可能性もあるので、1日の摂取用量は守っておきましょう。
といったようなオールインワンサプリメントなどもおすすめができます。
サプリメントには添加物も含まれているので、何種類ものサプリメントを飲むよりも、1つのサプリメントに複数の栄養素がつまったタイプのものがおすすめです。
を毎日飲んだとしても、30日分で750円となるので、1ヵ月の食費に750円が上乗せされるだけです。
これで健康を保てる可能性が上がるのなら安いものでしょう。