消費者金融のカードローンを利用する場合、特に気をつけたいのが金利です。消費者金融は銀行カードローンと比べて金利が高い傾向にあるので、借り過ぎは厳禁です。また、返済日や返済方法なども事前にチェックしておかなければなりません。
今回は大手消費者金融であるアコムのカードローンを無理なく使う方法をお教えいたします。
アコムの金利は3.0~18.0%
アコムのカードローンの金利は以下のようになっています。なお、初回契約に限り、30日間の間だけ金利が0%になります。この期間を無利息期間といいます。
契約極度額 | 貸付利率(実質年率) |
---|---|
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
毎月の利息はこの金利を元に決定します。毎月の利息額は以下の計算式で求めることができます。
例えば、債務総額が10万円、金利が18.0%、利用日数が30日の場合、利息は10万円×18.0%÷365×30=1479円となります。債務が少ないほど、または利用日数が少ないほど、利息は低くなります。確実に返済を進めて、毎月の利息支払額を減らしていきましょう。
最少返済額
アコムで借金をした場合、毎月一定額以上の額を返済しなければなりません。この金額を最少返済額(最低金額)といいます。最少返済額以上なら、毎月いくら返してもOKです。最小返済額は以下のように決められています。
- 利用限度額が30万円以下の場合:債務総額の4.2%以上(1000円未満切り上げ)
- 利用限度額が30万円を超えている場合:債務総額の3.0%(審査結果によっては2.0%もしくは2.5%になることも、1000円未満切り上げ)
例えば、利用限度額が100万円、債務総額が28万円の場合、毎月の最少返済額は28万円×3.0%=8400円、1000円未満は切り上げるので9000円となります。利用者はこの金額以上を毎月返済していくことになります。
毎月最小返済額しか返さないと、なかなか借金の元本が減らず、いつまでたっても利息を支払わされ続けることになってしまいます。なにか特別な事情がない限り、なるべく毎月の返済額は大きくした方がいいでしょう。
返済期日は35日ごとor毎月指定期日
返済期日は「35日ごと」または「毎月指定期日」のいずれからを選びます。35日毎を選んだ場合、返済期日は前回の返済日の翌日から数えて35日目になります。例えば1月1日に返済した場合、次回の返済期日は2月5日となります。もちろん、2月4日より前に払ってもOKです。
毎月指定期日の場合は、利用者が最も都合のいい日を選び、毎月その日に返済していきます。ただし、口座振替を選択した場合、返済期日は自動的に毎月6日に設定されます。毎月6日の返済では都合がわるいという場合は、他の返済方法を選ぶと良いでしょう。
返済方法はインターネット、ATM,口座振替など
返済方法はペイジーを利用したインターネット返済、ATMによる返済、窓口による返済、口座振替、振り込みなどです。
インターネット返済の場合、事前にアコムのインターネット返済が利用可能な金融機関とインターネットバンキングの契約を結んでおく必要があります。24時間いつでも返済でき、振込手数料も無料なのがポイントです。
ATMはアコムのATMのほか、提携ATMも利用することができます。セブン銀行、ローソンATM,イオン銀行ATM,などを利用することができます。
口座振替は毎月6日に引き落とされます。引き落とし日が指定できないのがネックですが、うっかりがなくなるため確実に返済することができます。振込の場合は別途手数料がかかります。
アコムの返済サポート
アコムには様々な返済サポートサービスがあります。返済期日3日前と返済期日当日にはメールでお知らせが配信されるため、返済忘れを防ぐことができます。また、それとは別に、カード更新案内やキャンペーン情報なども送られてきます。
また、万が一返済が滞りそうなときは、一時的に利息以上の最少額での返済も可能になります。ただし、その場合は返済回数が増えるので、その分利息す額が増えてしまう可能性もあるので注意です。基本的には返済を滞らせないことを目標にすべきです。
借金の大原則は早期の返済
アコムに限った話ではありませんが、借金をした場合にはなるべく早く返済する必要があります。早く返済すればそれだけ余計な利息の支払いが減るからです。
そもそも早期の返済ができなそうな借金はすべきではありません。借金の前には必ず返済シミュレーションを行い、その借入が本当に無理のないものか確認しましょう。