お金がない!それでもストレスを解消する方法

お金とストレスは、相互に関係しているという意見があります。

たしかに、お金がないということは、その点だけを見るなら、1つのデメリットです。

しかし、お金がなくてもストレスを溜めずに楽しい人生を送っている人もいます

大切なのは、総合的に人生を豊かにするということです。お金は人生を豊かにしてくれますが、お金がなくても人生を豊かにする方法はあります

お金がなくてもストレスを解消できる

日本では法律によって最低限の保障がされている

日本は社会保障が充実している国です。収入が低い人でも、国の支援があるために、最低限の健康的な生活は送れます。

その根拠の1つとなるのが、日本国憲法の生存権です。

日本国憲法第25条1項「すべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」

とあります。

最低限度の生活という言葉は、多くの人が誤解をしていますが、ギリギリ生きていられる程度の生活のことを指すのではありません。

健康で文化的」という言葉が付いていますので、ある程度は趣味などにも使えるお金があるということです。

この最後のセーフティーネットと言われているものが生活保護などですが、少なくともそのラインよりは豊かな生活ができるということです。

お金がないからストレスが溜まるという人は、自分を周囲の幸せな人と比べすぎていないか、考えてみましょう。

お金がなくても運動はできる

スポーツをするには一定のお金が必要であるというイメージがあるでしょう。

個別のインストラクターが付くジムのことをパーソナルトレーニングジムと呼びますが、入会金なども含めると月額コストは20万円~40万円程度になります。

一方、会員制のフィットネスクラブならば、様々な運動施設が用意されていて、マンツーマンではないもののインストラクターが付いていますが、月額数千円~2万円くらいで身体を鍛えることができます。

パーソナルトレーニングジムは都会に集中しているイメージがありますが、フィットネスクラブはどこの地域にも1つや2つはあるものです。

お金がない人はフィットネスクラブなどを検討してみるのが良いでしょう。

また、ウォーキングやランニングをするだけならば、お金はかかりません。明るい時間帯にやるのは恥ずかしいという人は、早朝や夜にランニングをしている人もいます。

全く運動経験がないという人は、1人でやりとおすことは難しいので、トレーナーがついている施設で運動をするのがおすすめです。

少しでも運動経験がある人ならば、基本的なトレーニング方法は身についているはずなので、お金をかけずに自分で筋トレを行うことでコストを節約できます。

運動をすることでストレスが溜まらなくなる

運動をすることで、身体が鍛えられますが、免疫力が高まり、病気になりにくくなります。

また、運動をするとストレスが発散できるという効果もあります。

運動をすることで、身体だけでなく心も鍛えられるということは昔から言われていることであり、人の経験則に基づくものなので、説得力があります。

知識やアイデアがあればお金の不足を補える

世の中お金があればなんでもできると言う人もいますが、お金でなんでも解決をしてしまおうとすると、無駄が多くなる傾向があります。知識やアイデアでお金の不足を補っていきましょう。

企業も節約をしている

バブルの頃と比べて、現在の企業はさまざまな工夫をしてコストを節約しています。

例えば、バブルの頃は社長や役員はファーストクラスがあたりまえでしたが、現在は交通費節約のため、ビジネスクラスのほうが主流です。社長でも近い距離ならばエコノミークラスを利用することもあります。

飛行機で行くような場所でも、日帰りができるようなら日帰りをして旅館・ホテル代を節約します。

企業が節約しているのですから、個人の消費者も節約をしなければならないでしょう。節約をする時に大切なことは、

無駄なものにはお金をかけない。価値のあるものにはどんどんお金をかける。

ということです。あらゆることに節約をして、ギリギリの生活を送ってしまったらストレスが溜まるばかりで、人生は豊かになりません。

無駄なコストはギリギリまで削るが、人生を豊かにしてくれるものにはとことんお金を使ってみるという考え方も重要です。

消費者は教育にお金をかけている?

教育にかけるコストについてはバブルの頃よりも増加しているというデータがあります。

豊かな人生を送るためには、知識やアイデアが重要であると考える人が増えてきているのかもしれません。

教育は将来のための投資でもあります。一時的にはお金がかかるが、将来かけたコストの何倍ものリターンが得られる可能性が高いものです。

勉強はストレス?それとも?

勉強をするとストレスが溜まるという意見があります。

人は、「わからない」「理解できない」ということに対してはストレスが溜まります。

しかし、最初から逃げていては、根本的な解決にはなりません。

問題と向き合うことで、一時的にはストレスが溜まるが、それを乗り越えた時に、はるかに大きなリターンが得られているということもあります。

勉強は一時的にはストレスとなってしまう可能性がありますが、乗り越えた時に得るものも大きいです。

しかし、スパルタ教育はもう古いと言われています。ストレスを溜めないように、前向きな気持ちで勉強ができるような工夫をしてみましょう。

ストレスを溜めない勉強法としては、

・時間配分を調節し、適度に休憩をとる
・適度な運動をする
・友達と一緒に勉強をする
・朝の時間に勉強をする
・整理整頓をして、落ち着いて勉強ができる環境をつくる
・友達や家族に教えるなど、インプットだけでなくアウトプットもする

といったものがよくあげられています。

しっかりと勉強をしておけば、知識やアイデアに満ち溢れた人になることができ、ストレスのない豊かな人生が送れるようになる可能性が上がります。

貯蓄はほどほどに

価値観は人それぞれとなりますが、人はお金を貯めるために生きているのではありません。

お金がないのに贅沢な暮らしをすることはおすすめできませんが、ストレスを溜めない程度には余裕のある生活をしたいものです。

1つの例をあげてみます。

Aさんは月収が30万円だが、貯金はゼロ。趣味などにすべてお金を使っているので、とても楽しい人生を送っている。
Bさんは月収が30万円だが、貯金が1000万円ある。生活費をギリギリまで抑えて、服や食事も質素なものにして、余ったお金はすべて貯金している。

この2つの例では、Aさんのほうが豊かな生活を送っていると感じる人も多いでしょう。

貯金をすること自体に幸せを感じるという人ならば、Bさんのほうが幸せだと言うかもしれません。

1つの答えは出せませんが、バランスの良いお金の使い方をするのが良いでしょう。

給料を上げる努力を

お金がない人は、給料を上げる努力をしましょう。フリーターをやっている人は、できるだけ早い段階で正社員になることが大切です。

若い人ならば、正社員への就職の可能性がそれなりに高いです。

専業主婦をやっていて、旦那の稼ぎが少ないという人ならば、自分もパートなどをやって家計を助けるということも考えましょう。

現在は働き方が多様化しています。インターネットのクラウドソーシングやポイントサイト、アンケートサイトなどを利用して、副業収入を得るという方法もあります。

借金は精神的な負担にもなる

カードローンなどで借金をしている人は、負担が大きくなりすぎないように気をつけましょう。

消費者金融などで借りていると、50万円の借金が、利息も含めると100万円以上に膨らんでいるということがあります。

借金をしていると、次の返済期日までにお金が用意できるかどうか不安になるなど、精神的にもマイナスになることがあるので、なるべく借金には頼らない生活を送ることが大切です。

最後の手段!睡眠をしっかりととる

だれにでもできて、なおかつ大きな効果があるストレス解消法として、睡眠をしっかりとるということがあげられます。

理想的な睡眠時間は個人差がありますが、6時間~8時間程度です。ストレスが溜まっていると感じたら、8時間は睡眠をとるようにしてみましょう。