手元にあるお金を崩す方法は?銀行やコンビニで両替は可能?

「両替」が急に必要になったときって結構焦りますよね。特に銀行が閉まっている時間は慌ててしまいがちです。

今回は街中で両替ができる施設を、銀行も含めて一通り紹介したいと思います。急に両替が必要になったときは、焦らずこの記事を読んでから、近くの施設を探しましょう。

小銭を紙幣に、紙幣を小銭に両替できる施設

まずは、小銭→紙幣、紙幣→小銭の両方が両替できる施設を紹介します。

銀行ならば機械で簡単に両替が可能

多くの銀行の店舗には両替機という機械が設置されており、これを使えば簡単にお紙幣小銭に変えたり、小銭を紙幣に変えたりできます。

両替機の利用に関するルールは銀行によってまちまちですが、多くの銀行では口座を持っていれば50枚~500枚までなら無料で交換してもらえることが多いです。

なお、手続きにはほぼ間違いなくキャッシュカードが必要になります。入金専用のカードなどだと原則的に受け付けてもらえないので注意しましょう。

また、両替機はすべての店舗に設置されているわけではありません。住宅街の中の小さな店舗などだと、設置していないことが珍しくありません。行ってみたけどなかった、では無駄足になってしまうので、行く前に問い合わせるのが良いでしょう。

ATMなら土日でも両替ができる

銀行は平日の昼間しか店舗が空いていないので、働いていると気軽に利用できないのがデメリットです。そんな方におすすめなのが、ATMを利用した両替です。

まず、両替したい小銭や紙幣をATMを使って口座に預け入れます。その後、同じATMを使って預金を引き出せばOKです。

ただし、硬貨での入出金を受け付けていないATMもありますので、事前に確認しておきましょう。特に駅構内などに単独で置いてあるATMはその傾向が強いので注意が必要です。銀行の店舗内のATMならばほぼ問題ないでしょう。

なお、ATMの中には新札と曲がった札が混ざって入っているため、何度か入出金を繰り返せば新札が手に入るかもしれません。

しかし、ギャンブル性が高いので辞めておいたほうがいいでしょう。新札が必要な場合は、後述の結婚式場や百貨店などで換えてください。

自動販売機は機種によっては両替できるケースが有る

自動販売機には入ってきたお金をお釣りをまとめてプールする場所に入れるものと、入ってきたお金を一時的に保管する場所に入れるものの2種類があります。

前者の自動販売機では、一度入れたお金は今まで入っていたお金と同じ場所に保管されるため、その後返却レバーを引くと、最初に入れたお金とは別のお金が帰ってきます。

これを利用すれば、例えば小銭を1000円分入れた後にレバーを回して1000円札を作ることが出来ます。

また、多くの機種では1000円札を2枚入れた後でレバーを回すと、1枚は1000円札として帰ってきますが、もう1枚は小銭両替された状態で帰ってきます。

この仕組みを利用すれば、小銭を紙幣に換えたり、紙幣を小銭に換えたりすることも可能です。

ただし、自動販売機は言うまでもなく両替機ではないため、このような使い方をするのは推奨できません。よほど困っている時以外は使わないようにしましょう。

紙幣を小銭に両替できる施設は?

次に、紙幣を小銭に両替できる施設を紹介します。

ゲームセンターならば紙幣を小銭に換えられる

ゲームセンターにおいてあるゲームはほとんどが1プレイ100円なため、紙幣や500円玉を100円玉に両替するための両替機が設置されています。これを使えば100円玉を大量に手に入れることが可能です。

ただし、ゲームセンターによっては、ゲームを利用しない人の両替は禁止されていることもあります。実際に両替だけして帰っても咎められることはないかと思いますが、せっかく両替させてもらったのですからお布施の意味で1プレイぐらいしてから帰ったほうがいいでしょう。

コンビニでは基本的に両替できないが、大きな札で買い物をすれば小銭は手に入る

コンビニは基本的に、両替を受け付けていません。コンビニは防犯上、あるいは偽札を掴まされないためなどの理由で、基本的には小銭から紙幣への両替を受け付けてないないのです。

逆に紙幣から小銭への両替は、お客さんを待たせないためという理由で受け付けていないことが多いです。店舗内に「両替お断り」の表示があることも少なくありません。そもそも両替を受け付けてもコンビニにはこれといって利益もないですしね。

最近は両替機を設置するコンビニもほんのすこしずつ増えてはいますが、適当にコンビニに入って「両替機はありますか?」と聞いたら、おそらくないという返事が返ってくる可能性のほうが高いでしょう。

大きな紙幣で100円分だけ買い物をすればお釣りが900円出るので、紙幣を小銭にすることは不可能ではありませんが、小銭を紙幣にするのは不可能だと思ったほうがいいでしょう。

スーパーにはたまに100円用の両替機が置いてある

スーパーにおいてあるカートの中には、利用するために一時的に100円をカートに預け入れないと使えないものがあります。

買い物をして、お会計を終え、カートを定位置に戻すと100円が戻ってきます。カートをもとに戻さないまま帰っていく客対策として始まったもので、OKストアやロピアなどで導入されています。

このようなスーパーには両替機が置いてあることが多いです。不確実性が高くあまりお薦めはできませんが、他に両替できそうな施設がないときには見に行ってもいいでしょう。

両替で新札を手に入れられる施設は?

最後に、新札が必要になった場合に使える施設をご紹介します。

結婚式場やホテルならば新札に両替できる可能性が高い

結婚式場、結婚式場のあるホテルには新札が用意してあることが多いです。特に結婚式場は新札の需要が多いことを見越しているため、新札に換えられるケースが多いです。結婚式当日になって新札がないことに気づいた場合などは利用するといいでしょう。

結婚式場がないホテルでも、大きなリゾートホテルなどでは新札への交換を受け付けて貰える場合があります。

百貨店でご祝儀袋を換えば新札に交換してもらえる可能性がある

三越や高島屋など、一部の百貨店では、ご祝儀袋を買った場合に新札両替をしてもらえるところが多いです。百貨店は絶対数が少ないのであまりあてにはなりませんが、近くに大手デパートがあれば、ダメモトで行ってみてもいいでしょう。

アイロンがけをすれば新札っぽくなる可能性がある

どこに行っても新札が手に入らなかった場合は、最終手段としてお札をアイロンがけするという方法が考えられます。うまくやらないとお札が焦げてしまったり、シワがきれいにならなかったりしますので注意が必要です。

洗濯のりスプレーを掛けてからお札を伸ばすと、比較的きれいになります。ただしその場合でも余り長時間やると焦げがついてしまいますので、様子を見ながら少しずつ伸ばしていってください。

おわりに

両替ができる施設はこのように色々ありますが、やはり確実なのは銀行です。特定の小銭や紙幣が必要になりそうなときは、それを見越して用意しておくようにしたいものですね。