今回の記事ではオンラインカジノで遊べるゲームうち、比較的マイナーなもののルールと戦術を紹介します。
バカラの賭け方のヒント
バカラはトランプを使って遊ぶゲームです。オンラインカジノによって多少ルールは異なりますが、2~3枚の手持ちのカードの合計の下1桁が9に近い方が勝つ、という点は共通しています。
ブラックジャックに少し似ていますが、自分でプレイせず、バンカーとプレイヤーという仮想の競技者に対してお金を賭けるという点が異なります。自分でプレイするのではなく、競技者にお金を賭けるという点では、競馬や競輪などに近い面があるかもしれません。
バカラの基本的なルール
プレイヤーはまず、は仮想の競技者であるバンカーとプレイヤーのどちらかが勝つかを予想してお金をかけます。タイ(最初に引き分けを予想)、ペア(同じ数字のゾロ目がどちらに出るかを予想)と言った特殊な賭け方もありますが、これらの賭け方は還元率が低くなるため、勝ちに行く際には全く気にしないでいいでしょう。
ディーラーが「ノーモアベッド」と言ったら、この時点で締め切りです。締め切り後、ディーラーはバンカーとプレイヤーにそれぞれ2枚ずつカードを配ります。配られたカードは表向きにされます。
この時点でディーラーとプレイヤー、少なくとも片方の2枚の下一桁の合計が「8」「9」である場合は、その時点で勝負となります。なお、ブラックジャックの場合と同様に絵札は「10」、Aは「1」として扱います。例えば、最初の2枚のカードが「♣J」と「♦A」だった場合、合計は10+1=11なので、下一桁の合計は1となります。
どちらも下一桁の合計が7以下だった場合、プレイヤーとバンカーはそれぞれ次の指針に従って行動します。
- プレイヤー:2枚の下一桁の合計が「5」以下だった場合、もう1枚引く。6以上だった場合は何もしない。
- バンカー:2枚の下一桁の合計が「6」以下で、なおかつプレイヤーの方が高い場合はもう1枚引く。そうでない場合は何もしない。
2枚もしくは3枚のカードが揃ったら、その時点で勝負となります。プレイヤーとバンカーの勝率はほぼ5分5分ですが、バンカーのほうが「プレイヤーの方が高い場合はもう1枚引く」という条件があるため、微妙に勝率は高くなります。
勝ったときの配当はどちらにかけていても2倍なので、バカラではバンカーに書けるのが基本となります。
バカラの勝ち方
ルールを見れば分かる通り、バカラのゲーム自体に実力の入る余地はありません。カードを配るのも、もう1枚低くか引かないかの判断をするのもすべディーラーです。勝ちに近づく方法は前述の「勝率が高いバンカーに賭ける」ぐらいしかないと言っていいでしょう。
クラップスの賭け方のヒント
クラップスはサイコロを2つ降って、その目を当てるゲームです。出目を当てるだけのシンプルなゲームでルールが覚えやすく、なおかつプレイヤーに干渉できる余地がそれなりにあるため、人気があります。
クラップスの基本的なルール
クラップスではまずはじめに、複数のプレイヤーが各々好きな方法で掛け金をかけます(細かい賭け方は後述)。次に、プレイヤーのうちの一人がシューター(投げ手)がサイコロを2つ投げます。
これをカムアウトロールと言います。シューターはイカサマを疑われないように、必ず片手でサイコロを転がします。シューターが出した出目の合計によって、3パターンに展開します。
- 「7」「11」のいずれかが出た場合:その時点で直ちにシューターの勝ちとなります。これをナチュラルと言います。
- 「2」「3」「12」のいずれかが出た場合:その時点で直ちにシューターの負けとなります。これをクラップスと言います。
- その他の出目が出た場合:その出目(ポイントと言います)を記録しておきます。
1投目で勝負がつかなかった場合、すなわちポイントが記録された場合は、シューターはもう1回サイコロ投げます。シューターの出した出目の合計によって、3パターンに展開します。
- ポイントと同じで目が出た場合:その時点で直ちにシューターの勝ちとなります。
- 「7」が出た場合:その時点で直ちにシューターの負けとなります。
- その他の出目が出た場合:もう一度振り直し、ポイントと同じ出目か7が出るまで(勝負がつくまで)繰り返します。
クラップスのルール
シューターを含むプレイヤーはゲームの勝ち、負けを始めとする様々な賭け方を選ぶことが出来ます。プレイヤーは予め「シューターが負ける」と予想することも可能です。クラップスの賭け方非常に複雑なので、ここでは還元率が高いオトクな賭け方のみを紹介したいと思います。
まずはパスライン。シューターが勝つことを予想して、つまり最初に「7」「11」の目を出すか、2投目以降にポイントを出すことを予想する賭け方です。すべての賭け方の中でも最も基本的な戦略であり、還元率は98.59%です。
続いてドントパス。これはパスラインとはほぼ真逆で、最初にシューターが「2」「3」の目を出すか、2投目にポイントを出すことを予想する賭け方です。最初に12の目が出た場合は引き分けとなります。還元率は98.60%です。
続いてオッズ。これはポイントが決定した後に、つまり最初に「7」「11」もしくは「2」「3」「12」のいずれの目も出なかった後に選べるオプションのようなもので、賭け金を増やすことが出来ます。この賭け増し部分は還元率100%となるため、プレイヤーにとっては最も有利な選択肢であるといえます。
クラップスにはこの他にも様々な賭け方がありますが、いずれも還元率は非常に低いので選択するべきではありません。パスライン、ドントパス、オッズの3つだけを徹底的に選んでいくのが、最も勝率を上げるための近道といえます。
カジノウォーの賭け方のヒント
カジノウォーは1990年台にアメリカで生まれたばかりの、比較的歴史の浅いトランプを用いたカードゲームです。非常に簡単なルールで誰でも覚えやすいため、初心者でも挑戦しやすいというメリットがあります。
カジノウォーの基本的なルール
カジノウォーはプレイヤーとディーラーが競い合うゲームです。手持ちのカードが強いほうが勝ちになるという、非常に単純なルールです。カードの強さランクはAが最も上で、以下K、Q、J、10……3、2となります。
ゲーム開始直後、プレイヤーは掛け金を提示します。引き分けに賭けることも出来ますが、還元率が低いので選んではいけません。
プレイヤーが賭け金を提示したら、ディーラーはプレイヤーとディーラのためにそれぞれ1枚ずつカードを配ります。プレイヤーのカードは表向き、ディーラーのカードは裏向きにされます。最後に、ディーラーは自らのカードを表向きにめくります。両者のカードを比べてプレイヤーの方が強ければ勝ち、弱ければ負けとなります。
引き分けだった場合は、
- サレンダーを宣言し、賭け金の半分を支払って降りる
- ウォーを宣言し、賭け金と更に同額を上乗せしてもう一度勝負する
のどちらかを選びます。ウォーを宣言してまた引き分けた場合は、プレイヤーの勝ちとするルールが一般的です。
1回目で勝負がついた場合、配当は2倍となります。2回目(ウォー宣言後)に勝負がついた場合、配当は1.5倍となります。
例えば、100ドルを賭けて1回目で勝った場合、配当は2倍なので200ドルになって戻ってきます。引き分けてウォーを宣言した場合賭け金は200ドルになり、配当は1.5倍なので300ドルになって戻ってきます。
カジノウォーの勝ち方
カジノウォーは完全運任せのゲームです。唯一の選択肢であるサレンダーとウォーも、どちらを選んでも還元率は同じです。運だけで勝てるのが魅力であり、デメリットであるといえます。
大小の賭け方のヒント
大小はシックボートも呼ばれるゲームで、ディーラーが3つ降ったサイコロの出目が幾つになるかを予測するゲームです。サイコロはディーラーがコントロール出来ないように容器の中に入れられており、機会によってシャッフルされるのが一般的です。
大小のルール
プレイヤーはまず、これから振られるサイコロの眼がどのようになるかを予想してお金をかけます。
ディーラーが「ノーモアベッド」と言ったら、この時点で締め切りです。締め切り後、サイコロが振られて、配当が配られます。
賭け方にはいくつかありますが、最も基本的なものは、3つのサイコロの出目の大小を予想するというものです。これは4~10までを小、11~17までを大と区切って、どちらかを選んで賭けます。
小が出る確率と台が出る確率は同じなので、勘で賭けるしかありません。配当は2倍です。ただし、ゾロ目(3つとも同じ数字)が出た場合は、出目に関係なくプレイヤーが負けたことになるので注意が必要です。
また、1~6の数字のどれか1つを選ぶ、という方法もあります。例えば、「4」という数字を選んだ場合、3つのサイコロの内1つ以上の出目が「4」になればあたりです。配当は「4」が1つ出た場合は2倍、2つ出た場合は3倍、3つ出た場合は4倍となります。
3つのサイコロのうち、2つの出目の組み合わせを当てるという賭け方もあります。例えば、「1、2」という組合わせを予想した場合、「1、2、6」や「1、2、2」という出目が出ればあたりです。配当は5倍です。
3つの合計数字をズバリ予想するという賭け方もあります。出やすい数字ほど配当は低く、出にくい数字ほど配当は高くなります。
この他にも様々な賭け方がありますが、基本的には小か大かを当てる賭け方と、1~6以外のどれかを1つを選ぶ賭け方以外は還元率が低くなるので選ぶべきではありません。
キノ(KENO)の賭け方のヒント
キノ(KENO)は中国で生まれたビンゴのようなゲームです。1から80までの番号のうち、好きな番号を少なくとも1個以上選び、ランダムに決定される当選番号に選んだ番号がいくつ出るかで配当が決まります。選べる番号の一人配当はカジオによって異なります。最近は番号の抽選はコンピュータの数が行うことが多いようです。
キノの基本戦略
キノでは好きな数だけ番号を選ぶことが出来ますが、単純に多ければ多いほどいいのかというとそんなことはありません。多くのカジノでは、数字を6つ選んだ場合に最も還元率が大きくなるように設定されていることが多いです。初心者の場合は、とりあえず数字を6個選ぶところから始めてみるといいでしょう。
カジノではどのゲームを選んで遊ぶべきか?
ここまでカジノに置かれている様々なゲームを紹介してきましたが、一体どのゲームを遊ぶのが最も正しいのでしょうか。答えは人によって異なりますが、還元率を高くしたい場合はブラックジャックがおすすめです。ブラックジャックはカジノで遊べるゲームの中でも特に還元率が高いからです。
一方、還元率は多少低くなっても一攫千金が狙えるゲームを遊びたい場合は、ビデオポーカーやオンラインスロットなどがおすすめです。率は低いものの、宝くじよりは遥かにマシで、一夜にしてセレブに成り上がれる可能性すら秘めています。