消費者金融からの借金があっても転職したい!そのコツは?

世の中には転職を考えている人が相当数いるとされています。借金が多いにもかかわらず、給料が低いというのならばなおさらです。

しかし、気軽に転職するのは危険です。何も考えずに転職してしまうと、かえって労働時間が長くなったり、給料が下がったりしてしまうこともあります。では、一体どうすれば今よりももっと良い条件の職場に転職することが出来るのでしょうか。

年間転職者数は約290万人

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統計局が発表したところによれば、2016年4月時点での今の日本の労働力人口は約6600万人です。

労働力人口とは、労働に適する15歳以上の年齢のうち、労働力調査期間の1周間の間に収入を伴う仕事を少しでもした人「就業者」と、休職中の「完全失業者」を合計した数字です。国内における働く意志がある人の合計といってもいいでしょう。

それに対して、年間の転職者数は(少しデータが古いですが)2012年時点で約290万人です。転職者数は好景気になると増加し、景気が低迷すると減少する傾向があります。

好景気なればそれだけ仕事が増え、転職も容易になるためです。リーマン・ショック後、転職者数は大きく落ち込みましたが、最近はやや増加傾向にあります。

また採用時に借金が問題になることはまずありませんのでご安心ください。(ただし、一部銀行などの金融系の会社は個人信用情報センターで借入の履歴を確認する事があります。)

転職活動12のポイント

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転職活動は簡単なことではありません。やり方を間違ってしまうと転職できないどころか、前職での立場さえ危うくなってしまうことがあります。では、一体どうすれば転職活動を成功させることが出来るのでしょうか。

1. 転職したい理由を考える

殆どの人は何らかの理由があって転職を決意します。自分自身のことだから転職したい理由なんてわかっていて当たり前だと思われるかもしれませんが、実は意外とそうでもありません。

深く考えないままなんとなく転職活動をして、痛い目を見る人は少なくないのです。転職を成功させるには、確固たる意志が必要なのです。

例えば、収入が低いから転職をしたいという人がいます。しかし、本当に収入が低いのでしょうか。そもそも収入が低いとは何と比較しての話なのでしょうか。また、いくらが妥当だと考えているのでしょうか。本当にその給料をもらうだけのスキルが有るのでしょうか。

この辺りを自分にしっかりと問いかけてから転職をしないと、良い転職先を見つけられずに時間を無駄にするか、あるいは今よりも条件の悪い企業に転職してしまう可能性が高くなります。転職する前には必ず理由を考える。これが大前提です。

2. 転職する時期を見極めよう

転職する時期はいつが良いのでしょうか。明確な答えはありませんが、一般的には3~4月頃と、9~10月頃に新規求人が増える傾向があるので、時期についてそこまでこだわりがないという場合はこの辺りが狙い目です。

ただし、求人が増えるぶんライバルも増えるので、誰にとってもおすすめというわけではありません。

転職市場を参考にするのもいいでしょう。有能な人でも、転職市場が低調だとそのスキルを活かせるところに就職できないことがあります。ただ、中途採用のニーズは業界や職種によってもまちまちですので、全体の数字だけを見て判断するのは賢いとはいえません。

3. 条件の優先順位を決めよう

転職先を探す前に、先に転職先の待遇や仕事内容を決めてしまいましょう。何も決めないまま求人をいろいろと見てしまうと、ここもいい、こっちもいいと目移りしてしまいがちで、なかなか自分にとって本当に望ましい転職先を探すことができなくなります。

自分が希望する待遇や仕事内容を先に決め、それにマッチした求人を探すという順番を取れば、よさ気な求人に心惑わされることがなくなります。

ただ、自分が希望する待遇や仕事内容を完全に満たす職場は現実的には存在しません。そこで、どの部分はどの程度までなら妥協しても良いのか、優先順位を先に決めておくのです。例えば、なるべく譲れない条件を

1位:月給は40万円以上
2位:残業は月15時間以下
3位:休日は月10日以上

といった感じで先に決めてから求人を探すのです。こうすれば求人が探しやすくなりますし、何よりも迷いにくくなります。

4. 良い求人を見る目を養おう

転職先として絶対に避けたいブラック企業。しかし、ブラック企業というのは非常にしたたかな存在であり、あの手この手を使って転職希望者を社畜の沼に引きずり込もうとします。

気になる企業が会ってもすぐに応募せず、まずは求人広告や口コミサイト、あるいは就職四季報などをしっかりと確認して本当にブラック企業ではないのか確認する必要があります。

まず、給料に幅がある(300万~900万など)求人は要注意です。こうした求人は一見夢があるように見えますが、実際の所かなり無理のあるノルマを達成しないと高級がもらえない仕組みになっています。

求人広告上は300万~900万となっていても、殆どの人は300万しかもらえないのです。300万円もらえるならまだましな方で、中には300万円を大きく下回るような企業もあります。

また、ハードルが非常に低い場合も要注意です。例えば学歴不問、経験不問、未経験者歓迎、などの言葉が並んでいる場合は要注意です。離職率が高く、それを補うために条件をゆるくしている可能性が非常に高いです。

また、待遇ではなくやりがいを全面にしている企業はほぼ間違いなくブラック企業だと思っていいでしょう。

こうした企業は成果主義を掲げているところが多いですが、彼らの言う成果主義では従業員の仕事は正当に評価されません。年功序列バンザイというわけではありませんが……。。

就職四季報も忘れずにチェックしましょう。最初に見るべきは3年後離職率です。3年後離職率とは、新卒で入所した人が3年間後にどの程度やめたかを示す数値です。

厚生労働省の統計によれば、一般的な企業の3年後離職率は30%程度です。この数字を大きく上回っている場合、その職場は何らかの問題を抱えている可能性が非常に高いです。

次に給料を見てみましょう。ここで大切なのは昇給率です。初任給が高くても昇給率が低い企業は年をとるに連れて生活が苦しくなりがちです。25歳、30歳、35歳賃金を確認して、どの程度の昇給が見込めるかをチェックしましょう。

最後に口コミサイトをチェックしましょう。この場合は「キャリコネ」「VORKERS」など、必ず会員登録をしないと書き込めないしサイトをチェックするようにしましょう。こうしたサイトに悪ふざけの書き込みがされることはほぼないからです。

5. 転職活動は「働きながら!」

転職活動は働きながらするべきか、それともやめてからするべきか。転職サイト「DODA」によれば、転職活動経験者の47%は前者を、53%は後者を選択しています。つまり、働きながら転職活動する人と、辞めてから転職活動する人の割合はほぼ半々だということです。

しかし、前者の転職満足率(自分の天職は成功だったと思っている人の割合)は93.6%であるのに対して、後者の転職満足率は73.6%と数値に大きな開きがあります。働きながら転職活動を行ったほうが、満足の行く転職先を見つけやすいということです。一体なぜでしょうか。

働きながら転職活動をする最大のメリットは、生活のお金の心配がなくなることです。お金の心配がなくなれば、それだけ心に余裕が生まれます。心に余裕が生まれればそれだけ面接で合格しやすくなります。また、キャリアが途絶えないのもプラスに働きます。

一方、働きながら転職活動をするデメリットとしては、時間がなかなか確保できないことが挙げられます。特に困るのが面接時間の確保です。

その日に有給を取ることができれば一番いいのでしょうが、実際の所ある日にピンポイントで有給を取るというのは簡単なことではありません。面接の時間帯を夜に設定してもらったり、仕事中にそれとなく抜けだしたりして面接を受けている人も少なくないようです。

やめてから転職活動をする最大のメリットは、時間に余裕ができることです。今後のキャリアプランをじっくりと考えながら転職活動に励むことができます。転職の準備や勉強に取れる時間もたっぷり用意できるます。

一方、やめてから転職活動をするデメリットとしては、収入が途絶えることが挙げられます。これは非常に大きく、精神的にも追い込まれやすくなります。

万が一再就職先が見つからなかったらどうしようと言う焦りが面接の場で出てしまうと、受かる面接も受からなくなってしまいます。

どちらのメリットが大きく、デメリットが小さいと感じるかはその人次第かと思いますが、当サイトではなるべく転職活動は働きながら行うことをおすすめします。

やはり、万が一失敗しても収入に困らないという安心感は何者にも代えがたいからです。貯金が十分にあり、なおかつ自身のキャリアに絶対の自信があるのならばその限りではありませんが……。

6. 転職エージェントを見つけよう

転職する際に転職サイトを利用するひとが多いようですが、当サイトではそれよりも転職エージェントの活用をおすすめします。

転職エージェントとは、転職アドバイザーの助言のもとに転職活動を行うサービスです。転職サイトとの違いは、アドバイザーがつくかつかないかです。

転職エージェントに登録すれば、転職やキャリアに関するアドバイスを受けたり、自分にあった求人の案内をもらったりできます。その他、入社時の条件交渉、面接の設定なども任せることができます。働きながら転職活動をしたい人にとっては大きな味方と言えるでしょう。

転職エージェントは基本的に企業からの掲載料ですべて運営されているため、無料で利用することができます。エージェントの報酬形態は成果報酬形式で、企業に誰かが転職するとその人の年収の30%程度がエージェントに支払われます。

例えば、年収500万の人を一人転職させれば、150万円がエージェントの懐に入ってくるわけです。そのお金は全て企業からの掲載料で賄われます。

そのため転職エージェントは基本的に必死になって働いてくれますし、転職希望者に対しては協力的な態度を取りますが、中には成果報酬欲しさに無理やり転職を勧めてくるような人もいます。

こちらの希望を聞き入れようとしない担当者にあたってしまった場合は、を変えてもらうと良いでしょう。

7. 働きながら資格を身につけよう

転職活動には学歴や職歴も大切ですが、職場によっては資格を重視するところもあります。もちろん、資格があれば必ず転職できるわけではないですし、逆もまたしかりですが、少なくとも資格を持っていて転職活動が不利になるようなことはまずありません。

特にやりたい仕事が明確になっている場合は、それに関連した資格をとることが大きなアピールになります。

ただし、普段の仕事と転職活動と資格の取得を同時に行うのはほぼ不可能です。転職活動を始める前に資格を取得しておくのが良いでしょう。

8. お金と時間を用意しておこう

転職活動中はお金がかかります。たとえ働きながら転職活動をする場合でも、支出の増加は免れないのでそのことはしっかりと把握しておく必要があります。

一般的に、転職には3ヶ月から半年程度の時間が掛かるとされています。その間の交通費や勉強代などは事前に見積もっておき、貯蓄を作っておきましょう。

9. 履歴書・職務経歴書を用意しよう

転職活動でほぼ必須となるのが履歴書と職務経歴書です。履歴書は学歴、職歴などを記入するものです。こちらは決まったフォーマットがあるため一度書いてしまえば、それほど内容を頻繁に更新しなくても問題ありません。

それに対して、職務経歴書は決まったフォーマットもなく、書き方も自由で、それゆえに書きづらいものです。書籍なども参考にして、記入を進めていきましょう。

職務経歴書の書き方のコツはいろいろありますが、一番のコツは自身のスキルを生かせる企業を探すことです。あなたの得意なことと企業の求めていることがマッチしないかぎり、たとえあなたがどんなに素晴らしい特技の持ち主であってもそれが評価されることはありません。

自分の得意なこと、出来ることが企業の求めていることとマッチしている、そんな企業を探すことが職務経歴書を完成させるもっとも重要なポイントと言えるでしょう。

10. 説明会に参加しよう

説明会でもある程度ブラック企業を見分けることができます。まず、説明が曖昧な企業は要注意です。

確かに仕事内容の説明だけで実際の仕事をイメージさせるのは簡単なことではありませんが、具体的な仕事の内容や仕事時間の長さ、給料形態、福利厚生などの内容があまりにも曖昧過ぎる場合は避けたほうが良いでしょう。また、精神論をやたらと強調してくる場合、その職場でパワハラが当たり前になっているケースが有ります。

11. 面接を受けよう

面接のコツについては転職エージェントに尋ねたほうが速いですし、面接指南本も山ほどあるのでそちらを参考にしてくだい。ここではそうした本には載っていない、ブラック企業の面接の特徴をお教えします。

ブラック企業の面接は非常に短いです。なぜなら、人を単なるを使い捨ての道具として見ておらず、人となりをチェックしようとしないからです。また、時間はそれなりに取られていても、内容は終始雑談ばかり、ということもあります。

また、こちらの質問に対して明快な答えが帰ってこない企業も基本的にはブラックだと思ってくれて問題ありません。例えば労働時間に関する質問に答えが帰ってこないということは、労働時間が法外に長いということなのでしょう。

12. 労働契約を確認しよう

内定を貰えたら、労働条件を必ず確認しましょう。労働条件通知書や雇用契約書が送られてくる場合はそれで確認すれば良いのですが、内定が電話連絡の場合、うっかり聞きそびれてしまって後で揉めかねません。

入社日を過ぎても書面での明示がない場合は雇用契約書を求めてください。

最後に

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ここまで転職に関するいろいろなコツをお伝えしてきましたが、特に大切なのは転職エージェントの活用です。良い転職エージェントに当たれば、それだけでいい転職ができる確率が大幅に向上します。

DODAリクルートエージェントなど、なるべく大手の転職エージェントを利用すれば、ハズレの担当者に当たる可能性を低く抑えることができます。

転職エージェントも十分に活用して、希望通りの転職を勧めましょう。

※転職前に誰にもバレずに借金を減らすならこちらへ